オカン名著プレイリスト/嫌われる勇気

オカン
オカン

哲学の祖ソクラテスは
道行く知らない青年に声をかけて対話を繰り返したの知ってるKai?

息子1
息子1

そういう人と出くわしたら
目を合わさないで近くにいる大人に助けをもとめるよう教わりました

オカン
オカン

う、うん、だね…
よし、現代ではアドラーと本の中で対話をして幸福の真理を探求してみようYo!

本日のオカン本:『嫌われる勇気』自己啓発の源流「アドラー」の教え

  親子・夫婦対人関係の視点革新℃    120℃          
  生き方示唆度        ☆☆☆☆☆      
                                        引用 オカンの体感

オカンmemo

  • 哲人と青年の対話を通してアドラーの教えを展開
  • 課題の分離/自分の課題・他者の課題(子どもは他者)
  • 勉強は子供の課題であって親の課題ではない。子供がなにをしているのか知ったうえで見守ること。勉強は子供本人の課題であることを伝え本人が勉強したいと思った時にはいつでも援助をする用意があることを伝えておく。頼まれもしないのに口出ししない。
  • 馬を水辺に連れていくことはできるが水を吞ませることはできない
  • 子どもが窮地に陥ったとき、素直に親に相談しようと思えるか。普段からそれだけの信頼関係を築けているか。
  • 親と子供の距離:差し伸べれば手が届くけれど相手の領域には踏み込まない適度な距離を保つことが大切。叱ってばかりでは心は遠く離れてしまう
  • 人は生きているだけで誰かの役に立っているし生きているだけで自らの価値を実感できる
  • ここに存在しているだけで他者の役に立っていて価値がある。行為ではなく存在のレベル。
  • ありのままの我が子を誰とも比べることなくありのままに見てそこにいてくれることを喜び感謝していく。理想像から減点するのではなくゼロの地点から出発する。
  • (書ききれないmemo最下部へ記載しています)

オカン考

ちょっと奥さん、わたし勉強しない子どもに何とか勉強させるのも親のつとめだと思ってたんです。
でもアドラーによると ”勉強するのは子ども(他者)の課題であって、親(自分)の課題じゃない” んですってー。
つまり、親子は一心同体ではなく、子どもは他者ということ。
他者の課題に土足で踏み込んではいけないし、親は子どもが勉強したくなるように働きかけだけして、したくなった時に助けられるようにしておけばいいらしいです。
奥深…もう1回読みなおさないとちょっと理解できてない感…
この課題の分離という考え、勉強や親子関係に限らず対人関係すべてに参考になる新たな視点でした。

アドラー読んで、他人はコントロールできないって知ってたけど認知していなかったんだなと気づいたんです。
仕事をするとき自分の評価をあげることを最優先にして取り組んでました。でも評価するのは他人の課題であって自分の課題ではないんですよね。だから結局自分は最善を尽くすだけなんだと方向を変えました。今自分ができることを精一杯する。そして他人の評価がついてこなかったらしょうがないし、そんなに気にしなくていい。だから、したいことをしよう、と。(で、誰にも評価を得られないかもしれないけど、今自分のやりたいこと=このブログをつくること、を始めてみた次第)
アドラーは他者を変える心理学ではなく自分を変える心理学です。すなわち、コントロールできない他者の課題は放っておいて、すべて自分の中だけで全て完結する仕組みなんだと私は受け取りました。そして、これが私を見事にラクにしてくれたんです。どれだけコントロールできない他人の評価を軸に生きてきて、それに対してストレスを感じていたんだろう。あー、他人の評価を求めないってこんなにラクにしてくれるのか!となったんですねー。


こんな感じで子育てにも人生にも生かせる目からウロコ心得をアドラー師匠たくさんご教示くださっております。オカンのスキルでそれ全量説明するにはムリがあるので、一旦下に自分に落とし込んだ項目を羅列してみます。あらびっくり、オカンの頭がシンプル過ぎてあの難解なアドラーがシンプルに変換されてます。

・今、自分にできることとしたいことを精一杯してみる
・それに対する他人の称賛承認は求めない (←自分だけで完結するからとても気持ち楽になる!
・子供の課題を自分の課題と混同しない (←ムヅい…学校の宿題だけはせめてやりなよーっ怒 とかってまだなる
・生きているだけで100点だと、ことあるごとに子供に伝える (←これはこのブログのテーマです
・困ったときはいつでも助けるからね!と、ことあるごとに子どもに伝える
・旦那がたとえもし出会い系アプリを閲覧していようとも、浮気は疑わない…?(←これはみなさんに相談したい案件ですね
・自分で自分の人生に意味を与える

母羊のみなさんにもおすすめのアドラーですが、息子には勝つ快感とか他人から認められる快感とか(マズローでいう承認欲求の段階?)を一通り体感した上で、生きにくいと感じたら読んでほしいなと思います。
だからきっと小学生の今ではなく、悩める青年期突入がアドラートリガー適齢期なのかな。
しかし、アドラー心理学は学んで生き方をかえるまでには生きてきた年数の半分が必要らしいです。そう聞くと早めにどうぞーって言いたくなるけど、でもほら、読む読まないは子どもの課題らしいから。水辺まで連れていけても水は呑ませられないらしいから。こんな本があるよー、生きるヒントになるよーっ、ほーら読みたくなーる読みたくなーるって暗示かけるだけですね。もどかしさよっ。

尚、言及せずにいられないオカン的この本のもう一つの見所はセリフ回しの独特なアオハル感とかギクシャク感です。
ソクラテスの対話法をなぞって、この本も哲人と青年の会話方式で進められていくんですけど、平坦な会話の中唐突に青年がイノベイティブな表現を用いて思いのたけを発露してきます。
この不安定な青春感とか、会話だから口語のはずなのに文語感甚だしい表現とか、なじみが薄いリズム感での展開とか、いろいろなギクシャクした要素がばばぁの煩悩を活性化させるわけなんです。心の中で青年とオカンが対話はじめちゃうわけなんですよ。
これ伝わるかな。笑

ええいこのサディストめ!!あなたは悪魔のような御方だ!そうです、たしかにそうですよ!わたしは怖い

青年の叫び

わ、突如高校演劇部オリジナル脚本の一節が… 脚本書いた子思春期真っただ中だね…
うんうん、わかるよ、この時期はほらいろいろセンシティブで不安定になっちゃうよね。
おばちゃん横にいてあげるから腹式呼吸で一緒に発声してみよ。きっと楽になるよ!

先生あなたは完全な自己矛盾に陥っている。世間で恥をかく前に私がその鉄面皮をはがしてさしあげましょう!

青年の叫び

て、鉄面皮…スケバン刑事のやつ?(おまんら許さんぜよ!feat.南野陽子)
あ、間違えた、こっちは鉄仮面じゃなくて鉄面皮か。
なにせ鉄面皮っていう語感の強さがおばちゃんたいへんimpactingで。

とか、これ以外にも2ページに1回の頻度で哲人と青年の会話にオカンの煩悩がいちいち反応しちゃって、アドラーの大事な教えが半分頭からこぼれおちちゃうっていうどうでもいい話です。

最後に、読みながらさっととったメモが想定の3倍多くなっちゃったので、完全版を下にはりつけます。
オカンフィルター通してるので曲解の部分あるかもしれませんが、興味のある方はお目通しください。

オカンmemo完全版

  • 哲人と青年の対話を通してアドラーの教えを展開
  • 目的論/過去の出来事にどんな意味づけを施すかによって現在のあり方がきまってくる。どう生きるかを選ぶのは自分
  • 大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うか、自分という器も与えられたものとしてどう使うか。自己受容
  • 人間の悩みは全て対人関係の悩みである 幸福もまた対人関係の中にある
  • 誰とも競争はしない。勝手も競争の中にいると心が安まらず他社を信じることができず幸せを感じられない
  • 健全な劣等感は理想の自分との比較から生まれるもの、ただ前を向いてあるけばいい
  • 私憤と公憤
  • 怒りは目的をかなえる道具。怒りの感情を使わないで済む方法を学ぶ。
  • 行動面の目標:自立すること、社会と調和して暮らせること
  • 心理面の目標:わたしは能力があるという意識、人々はわたしの仲間であるという意識
  • 人生のタスク:仕事・交友(数ではなく距離と深さ)・愛
  • アドラー心理学は他者を変えるためでなく自分が変わるための心理学
  • 課題の分離/自分の課題・他者の課題、子どもは他者
  • 勉強は子供の課題であって親の課題ではない。放任ではなく、子供がなにをしているのか知ったうえで見守ること。勉強は子供本人の課題であることを伝え本人が勉強したいと思った時にはいつでも援助をする用意があることを伝えておく。頼まれもしないのに口出ししない。
  • 馬を水辺に連れていくことはできるが水を吞ませることはできない
  • 誰の課題か?その選択の結末を最終的に引き受ける者が課題の持ち主。他者の課題は切り捨てる。
  • 引きこもりの子どもへの対処も課題の分離で考える
  • 子どもが窮地に陥ったとき、素直に親に相談しようと思えるか普段からそれだけの信頼県警を築けているか
  • 相手を信じるのは自分の課題。相手がどう動くかは他者の課題。希望通りに動いてくれなくても信じられるか?愛することができるか?
  • 自分の信じる最善の道を選ぶこと、他者がどのような評価をくだすかは他者の課題で自分にはどうにもできない
  • 親と子供の距離:差し伸べれば手が届くけれど相手の領域には踏み込まない適度な距離を保つことが大切。叱ってばかりでは心は遠く離れてしまう
  • 自由になるためには、他者からの評価を気にせず、嫌われることや承認されないことを怖れない
  • 学校でトラブルがあった場合コップの中の嵐ととらえ、もっと大きな共同体の声をきくこと
  • ほめるのでも叱るのでもない。横の関係に基づく援助を。勉強は指示ではなく本人に自信を持ち自らの力で課題に立ち向かっていけるように働きかける
  • ほめるとは縦の関係。ほめられることによって自分には能力がないという信念を形成していく
  • 自分に価値があると思えたときにだけ勇気を持てる。自らの主観で他者に貢献できていると思えることが価値を実感する時
  • ここに存在しているだけで他者の役に立っていて価値がある。行為ではなく存在のレベル。
  • ありのままの我が子を誰とも比べることなくありのままに見てそこにいてくれることを喜び感謝していく。理想像から減点するのではなくゼロの地点から出発する。
  • 人は生きているだけで誰かの役に立っているし生きているだけで自らの価値を実感できる
  • 上司でも意識の上で対等であること、主張すべきは堂々と主張すること大切。横の関係。
  • 自己受容=できない自分をありのままに受け入れできるようになるべく前に進んでいくこと
  • 肯定的なあきらめ=変えられるものと変えられないものを見極める
  • 信用:担保有 信頼:条件なしに信じること 他社信頼は横の関係を築く手段
  • 裏切るか裏切らないかは他者の課題。
  • 浮気されているかもしれない疑念、ありとあらゆることが浮気している証拠に映る 信頼しなければ深い関係を築けない
  • 悲しい時には思いっきり悲しめばいい 痛みや悲しみを避けようとするから身動きがとれず深い関係が築けなくなる
  • 自己受容・他者信頼・他者貢献 の円環構造
  • 他者貢献=ここにいてもいいんだという所属感、巨万の富をえても慈善活動をすること
  • 10人のうち1人は自分を批判し、2人は親友となり、7人はどちらでもない。1人にフォーカスすると人生の調和を欠く
  • ワーカホリック=仕事を口実に他の責任を回避しようとしているにすぎない 人生のタスクから目を背けた生き方 行為のレベルでしか自分の価値を認めることができていない
  • 幸福とは貢献感、それは主観的な感覚
  • 普通であることは無能ではない。優越性を誇示する必要がないこと。特別でなくていい
  • キーネーシス エネルゲイア
  • いま、ここだけを真剣に生きるべき 過去も未来もここで考える問題ではない
  • 人生の意味はあなたが自分自身に与えるものだ
  • わたしの力は計り知れないほどに大きい
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